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[ 大型本 ]
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すいかのたね―ばばばあちゃんのおはなし こどものとも傑作集
・さとう わきこ
【福音館書店】
発売日: 1987-09-15
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
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・さとう わきこ
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カスタマー平均評価: 5
教訓じみていないところがいい! 3歳になりたての娘に購入しました。娘は「ばばばあちゃんのアイスパーティー」と「おもちつき」の二冊もっていて、どちらも好きだったので、「すいかのたね」も試しに購入!一番のお気に入りに躍り出ました!なんといっても、道徳からかけ離れたばばばあちゃんの人間的な魅力がいいです。予想外の展開に、初めは娘も「なんで、ばばばあちゃん怒ってるの?」と疑問を持っていましたが、今では毎日何度も何度も(私が)読まされています。子供には自由は発想を持って欲しいから、押し付けのようなストーリーでなく、いひょうをつく、こんな絵本がいいです。
大笑いしたかったら 威勢がよくて、ちょっと気のいい ばばばあちゃん。すいかのたねをまきました。… スイカを切ったら、「これでも これでも くだらん種かい。え!」中から、どなり声がでてきます。
すいかのたねが怒ると… なんて楽しいんでしょう。親が何気なく置いたものを
子どもはすぐすっとんで見にいきます。
そんな子どもみたいな動物たちが沢山でてきて、
学校に入る前のわが子を見るようでした。
ばばばあちゃんが埋めたすいかのたねは、そっとして
おいてもらえません。おまけに文句まで言われては
すいかのたねといえども怒るのは当然です。
でもすいかのたねの反撃はすごいのです。
あっと驚く物語にわが子は大喜びでした。
すいかが出来る様子もわかり、美味しいすいかが
食べたくなって夏のおやつはすいかに決まり。
にぎやかなすいかの反撃は落語の落ちのようで
大人が読んでも面白いです。人気のばばばあちゃん
シリーズですが、怒りまくるすいかのたねという
ネタが秀逸です。(お後がよろしいようで…。)
元気がでるよ この本は、さとうわきこさんのばばばぁちゃんシリーズの1冊。ほのぼのした絵本のなかで育っていたときに出会って、はじめはこの元気のよさにとってもびっくりしました。本から、元気が飛び出してくる感じ。ちょっと、かけあい漫才ふうの元気が入っている。入ってる!(たくさん入ってるの方がいいかな?)すいかとのやりとりがおかしい。最後のすいかをきった瞬間がまたおかしい。どうぞ、笑ってください。
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[ 単行本 ]
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夢ってなんだろう (たくさんのふしぎ傑作集)
・村瀬 学
【福音館書店】
発売日: 1989-03
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 1,365 円(税込)
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・村瀬 学 ・杉浦 範茂
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カスタマー平均評価: 5
夢に対する興味 幼稚園児のころ、私のお気に入りの一冊でした。 何度も何度も読んでいたので今でもすべてのページを覚えているくらいです。それほどすばらしい本だと思います。 後で母親に、「あんたが怖い夢を見るから寝るのがいやだ、って言うから買ってあげたのよ」という話を聞きましたが、そんなのとは関係なく、とっても興味をそそる内容でした。 内容は、正夢の話や、夢の中ではいろいろ面白いことがおきるよね、というような、夢に対する導入から、レム睡眠とノンレム睡眠の話など科学的なこと、また、夢は心の中の奥深いところにあるものを脳が見せているんだ、など精神的なところまで、幅広く夢、というものを捉えています。 幼稚園年長さんから、小学生低学年くらいの子に、買ってあげるといいと思います。夢に対する興味関心が生まれ、寝るのが楽しみになることでしょう!
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[ 大型本 ]
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ぐりとぐらの1ねんかん (日本傑作絵本シリーズ)
・中川 李枝子
【福音館書店】
発売日: 1997-10
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 1,365 円(税込)
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・中川 李枝子 ・山脇 百合子
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カスタマー平均評価: 4.5
教えたい事が詰まってる! 大きな絵本(約26c×約22.5c)です。
一年間、ひと月事に、季節の楽しみ、どんな行事があるか、
登場する動物、植物の生長や育て方のヒント等々、
テンポのいい、リズミカルな文章(詩の様!)がとっても素敵です。
わたしはいつも気分で歌いながら読んでます(笑)
4月の”にんじん、えんどう、ほうれんそう....”のページのおかげで
うちの娘は野菜を覚えて、食べれるようになりました!
きっとお気に入りになる筈です!
南半球に住んでいると・・・ 私がぐりとぐらのファンなのを知っている母が、送ってくれました。
南半球に住んでいるので、季節が日本と逆なのですが、娘はこの本を通して、『今、おばあちゃんのところは雪が降っているかなぁ』などと、日本の季節に思いをはせています。
7月の七夕飾りを作る場面を見て、自分でも作ってみたりするなど、海外に住んでいると忘れがちな日本の行事も一緒に体験できました。
季節感も味わえ、かずの勉強にも? 一年、季節を通して ほんわか和みの雰囲気も味わえるし、各月が数字で書かれているので、なにげなく【かず】の勉強にもなります。無理強いしない知育絵本といえると思います。また、作者の方と絵の担当の方は姉妹というベストコンビネーション。兄弟で一つの仕事を手がけているからこそ素晴らしいものが出来るんですね。ぐり?の絵本は沢山ですが、こちらもお勧めの一冊です。
それぞれのアレンジも加えてどうぞ。 この本が出たとき、息子はすでに小学1年生でしたが、 昔から、ぐりとぐらシリーズには馴染みがあるし、 生協の共同購入でもリストアップされてたので、ハズレはないし、と購入しました。 息子は小学校に入ってもまだ気に入った絵本を「読んで〜」と持ってくるので、 これも読み聞かせによさそうだなー、と思って。実物を見ずに、だったので、思ったより大型でとまどいましたが、 でもやっぱり、いいものはいいです。 それぞれの月にそれぞれの楽しみがいっぱい。 毎日が楽しくて楽しくて。 読んでるこちらも楽しくなります。 そうして、息子の誕生日がある11月になると、 「11月。○○○くんの誕生日があります。」と、冒頭に入れて読むのです。 これは息子がとても喜びました。! 次に読む時には「4月。おかあさんの誕生日があります。」と、今度は息子がアレンジを入れてくれました。 こうなると、ぐっと身近になってきて、 よりいっそうこの絵本の楽しみが増えました。 おとうさんや、おじいちゃん、おばあちゃん、おともだち、いくらでも 誕生日に思いをはせて、絵本に取り入れることができますよ。 どうぞ読み聞かせるおかあさんも楽しんでください。
私は好きですが子供には不人気 絵がかわいくて、とてもきれいで私は大好きですが、うちの5歳の子供には不評です。 文章が物語ではないので、子供にはつまらないみたい。 どちらかというと、ぐりとぐらが好きな、大人が見て楽しむ本という気がします。
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[ ハードカバー ]
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もう おきるかな? (0.1.2.えほん)
・松野 正子
【福音館書店】
発売日: 1998-06-10
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
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・松野 正子 ・薮内 正幸
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カスタマー平均評価: 4
『2ヵ月からの読み聞かせ』 動物がやさしく描かれているので子供が4ヵ月の時購入してみました。他に購入した赤ちゃん向けの絵本はほとんど興味深げで、泣いていても絵本を見せると泣きやむくらいなのですが…。この本を買った当初、子供はあまり興味を示しませんでした。現在6ヵ月ですが、犬・猫・リスまでは見ますが、クマと象はリアル過ぎるのかほとんど見ません。でも動物の親子が描かれている素敵な絵本だと思うので、きっと1歳、2歳位になってから興味を示してくれるのでは?と思います。それまで大切にとっておきます。
小さい子でも 出産祝いにもらったのですが、1歳半の今でも時折見ています。
動物たちがリアルに描かれていて、忠実なので、そこがいいです。
ボードブックなので、一人でめくっても大丈夫なのもうれしいですね。
寝ている動物の表情がかわいい ねこやいぬなどの親子が寝ている絵と起きた絵が描かれている本。マンガっぽくなくリアルに描いてあるのがいい。
動物が寝ている表情や、目覚めた感じの絵がとてもかわいらしい。
本書を読み聞かせることによって、動物の名前を教えたり、動物も人間と同様に寝たり起きたりすることが、自然に身につくのではないでしょうか?
子供が自分で読めるようになる本 この本をあたえたのは娘が2歳になりたての頃。
1歳の頭から、絵本は毎日10冊近く読んでいたので、
この本を渡した時には、少し簡単すぎるかな?と思ったのですが、
かえって、子供がはまりました。
ただ、寝ている動物が起きるだけを繰り返すオハナシなのですが、
子供ってこういう単純なものが好きなのですね。
買ってすぐに、自分で読んでいました。
私にも本がちゃんと読める!といった姿がほこらしげでした。
図鑑を見ているような写実的なイラストもグッドです。
表紙がジミなのがおしい。隠れた名作なのに、うもれやすい本なのでは。
わかりやすい本 子供が4ヶ月のときにプレゼントされました。 あーおきた。のところでリズムが良いのか 手足をばたばたさせて喜んでます。 絵も本物のように生き生きと描かれていて とてもいいと思います。
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[ ハードカバー ]
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かじだ、しゅつどう (幼児絵本シリーズ)
・山本 忠敬
【福音館書店】
発売日: 1991-04-10
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
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・山本 忠敬
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カスタマー平均評価: 4.5
親子で夢中です 図書館で何回も借りて読み倒し、とうとう息子が一歳五か月の時に購入しました。
1ページごとに色々な乗り物の絵が描いてある絵本と違い、
簡単ですが起承転結があるので、親子で気に入っています。
他にストーリーがある乗り物絵本は沢山ありますが、
一歳代の息子には難しいようです。
この本は、文章が短く、場面の転換がはっきりしていて、
通しで全部読み聞かせが出来ます。
最高の乗り物絵本なのですが、
助けられた子供の顔が描かれていないのが、私たち親子には残念で、
星1つマイナスにしました。
赤い消防車は男の子の憧れの的 消防署でブザーが鳴って消防車が出動するところから始まり、消火完了後の消防車の掃除までが描かれています。 幼児向けなので文章は簡潔で少なく分かりやすいです。 消防隊のセリフが息子はお気に入りで、何度も読むうちに覚えてしまうのでは無いかと思います。 山本先生の無機質でリアルな絵も子ども心をくすぐります。 特に男の子なら誰でも大好きな一冊になるんじゃないかと思います。
歯切れのよい文章と躍動感あふれるイラスト 簡潔な文章ではありますが、大変歯切れよく、調子のよいテンポでお話は展開していきます。「かじだしゅつどう」「しょうかせん きゅうすい よし」「ほうすいはじめ」「6かいにこどもがいる すぐたすけにいくぞ」このような会話文もたくさん出てきて、子どもに読んであげていると次第に自分がその気になって熱がこもってしまいます。レスキュー車、スノーケル車、はしご車、救急車が躍動感あふれるイラストで登場。ぜひ、お勧めの乗り物物語絵本です。
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[ 大型本 ]
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だるまちゃんとだいこくちゃん(こどものとも絵本)
・加古 里子
【福音館書店】
発売日: 2001-01-25
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
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・加古 里子
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カスタマー平均評価: 5
ほのぼのとした友達関係 日本の物語らしい「だるまちゃん」と「だいこくちゃん」の物語。
ほのぼのとした雰囲気と、ゆったりとした進行。
自分で読むなら、小学校進学前の子供によい。
読み聞かせには、0歳から3歳くらいまでがお勧め。
だるまちゃんとだいこくちゃん 少しうらやましがり屋さんのだるまちゃんが健在です。欲しいモノが次から次ぎへとでてくるだいこくちゃんの「こづち」が欲しいだるまちゃんが、自分で「こづつ」を作ってしまう。夢があって、なんともだるまちゃんが愛らしくて、心地よいリズム感のあふれる文章に大人もついつい夢中になります。
子供だけでなく大人もとても楽しめるお話です。
親子で、心がほんわかです。 だるまちゃんの絵に興味が持てず、初めて手に取るまで時間がかかった親です・・。勿体無い!! 何て可愛くて純粋な、だるまちゃんと仲間達! そして「だるまちゃんとてんぐちゃん」に登場した、だるまちゃんの家族みんなの、だるまちゃんへの愛情!見習うぞ〜! 今ではシリーズ全てを子供に読み聞かせたい、と思いつつの4冊目です。読んで大笑いの後、だいこくちゃんの「うちでのこづち」、だるまちゃんの「うちでのこづつ」に対し、「おおきくなったら、うちでのこばちをつくる!」と、はりきってる子供。 「こばち」の中には「うみをいれる」「おうちをいれる」「ママをいれる」と言ってニコニコ。 読んだ後に、更に想像力を膨らませてくれるなんて、何て素敵な絵本!
みんなやさしい だるまちゃんの友達は、いいものをもってたり、うらやましいのをもってても、すてきだなあと誉めあえるやさしさをもっています。なにかと競争心をあおる社会教育に対して、こんなに普通にゆったりと接するお話は親にとっても心が和み、子供によい現象を見せて上げれる一冊です。
だるまちゃん、えらいなあ だいこくちゃんの、「うちでのこづち」がほしいだるまちゃん 家にかえって、じぶんでくふうしてつくっています。 えらいなあ、と夫婦で感心してしまいました。 「できあがったうちでのこづつ」をみた、だいこくちゃんが いっしょによろこんでいます。 だいこくちゃんも本当にいい子 読み聞かせをすると子ども達は かきこまれているおにぎりや、ちまき、お菓子、おもちゃに 「これはなあに」と よろこんでいます。 はなやかな絵と楽しいお話で親子で楽しめます。
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[ ハードカバー ]
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しろねこしろちゃん (幼児絵本シリーズ)
・森 佐智子
【福音館書店】
発売日: 2005-03-10
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
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・森 佐智子 ・MAYA MAXX
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カスタマー平均評価: 5
ココロにやさしい絵本です。 「どうして自分だけ?」とかそういう気持ちを誰もが持ったことあると思います。
それに対して反発してみたり、うらやましく思ったり、凹んだり。。。
「でも、ひとりじゃないよ。」
と、いうことをやさしく描いてあるこの本は大人の私でも
ココロにすっと溶けていくやさしい絵本です。
大人も子供も楽しめる絵本です。 しろちゃんはお母さんと兄弟3人と暮らしています。しろちゃん以外は全員真っ黒。しろちゃんだけがまっしろです。しろちゃんも黒くなりたくて、わざと汚してみたりします。そんなときお父さんがやってくることになりました・・・
お話もとても素敵ですが、絵も凄く素敵です。版画のようにみえますが、私はしろうとなのでわかりません。3才の息子も喜んでよんだし、大人の私も元気づけられるような絵本でした。
かわいくて、奥が深いです 「みにくいあひるの子」のニャンコ版といったところでしょうか? にいさんたちはおかあさんと同じく真っ黒なのに、自分だけ真っ白なのがイヤでたまらないしろちゃん。 やさしいおかあさんはとっても愛してくれるんだけれど・・・。 私も、「みんなと違うこと」に対してとても敏感な時期がありました。 そんな気持ちを思い出しながら読みました。 しろちゃんが迎える驚きのラストは、思わず拍手してしまいますよ。
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[ 大型本 ]
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ねぎぼうずのあさたろう〈その2〉 (日本傑作絵本シリーズ)
・飯野 和好
【福音館書店】
発売日: 2000-04
参考価格: 1,155 円(税込)
販売価格: 1,155 円(税込)
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・飯野 和好
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カスタマー平均評価: 5
こどもの目が輝きます! 旅ゆけばぁ風もきままに西ひがしぃなど親がのりのりで読んでやると息子はかなり身をのりだしてきます。他の絵本だと読んであげていても違う絵本をもってきて勝手に自分で読み出したり、聞いちゃいない・・・という感じなのですがこの絵本は読んで!ともってきます。あとで自分でもそれ風に真似して読んでいる姿は最高に微笑ましいです。『おっとがってんだぃ』のフレーズがお気に入りです。他のも揃えたいです。
こんな絵本見たことない 偶然見つけた本ですが、一目見て気に入って買ってしまいました。絵のインパクトも強いのですが、「浪曲風痛快時代劇絵本」なんて、そんな絵本見たことありますか?2歳の息子もお気に入りでよく読んであげますが、読んでいると自然にテンポが良くなります。「ねぎぼうずのあさたろう」「やつがしらのごんべえ」「こいものちょうきち」など、登場人物もユニークで、『ちょうどじかんとなりました』などと書かれていると、つい続きが気になってどんどん読んでしまいます。最近あさたろうのCDを発見したのですが、こちらも今とても気になっています。一風変わった絵本をお探しの方には絶対にお勧めです。
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[ 大型本 ]
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悲しい本 (あかね・新えほんシリーズ)
・マイケル・ローゼン
【あかね書房】
発売日: 2004-12-10
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
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・マイケル・ローゼン ・クェンティン・ブレイク ・谷川 俊太郎
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カスタマー平均評価: 5
どうにもならない悲しみに出会ったあなたに深い慰めを与えてくれる希少な絵本 中年の男の滑稽な笑顔から始まる『悲しい本』。谷川俊太郎さんの翻訳だと知って手に取った。どうにもならない悲しみに出会った時、笑うしかないことを知ったのは人生の半ばを過ぎた頃だった。男の笑いに吸い込まれるように絵本を開くと、そこには、息子を失った父親の悲しみが綴られている。どうにもならない深い悲しみだろう。私が、まだ経験したことがない悲しみだ。
「どこもかしこも悲しい。からだじゅうが、悲しい」という男。
男の悲しむ顔が大きく描かれている。「どうすることもできない」悲しみに出会った時の男の顔。息子の思い出、自分の亡き母親との思い出が続いて描かれている。
深い悲しみは誰にも語ることができないから、描くしかないのだろう。喜びは共有できるが、悲しみは「ほかの誰のものでもない」。だから本人が語るしかないのだろう。マイケル・ローゼンの言葉とクェンティン・ブレイクの絵の絶妙なコラボレーションで、男の悲しみが表現されている。
男は、悲しみをやり過ごす方法をあれこれと試してみる。悲しみは息子を失った悲しみだけではない。理由がわからない悲しみも訪れる。そして、男は悲しみを書くことにした。
「私は書く:
悲しみはそこ
深くて暗い
ベッドの下の
からっぽのそこ」
に始まる男の詩の翻訳が見事だ。体中の力を振り絞って、世界中の人の「どうにもならない悲しみ」を代弁したような言葉だ。
悲しみは、不思議だと思う。喜びは寄せては返す波のように、訪れてはすぐに去ってゆく。しかし、悲しみは、心にも体にもいつの間にか棲み付いている。一つの悲しみに慣れると、また別の悲しみが心と体のどこかしらに宿る。
男が最後に手にした蝋燭の炎。
悲しみは、自分でしっかり見つめるしかないのだろう。悲しみは自分だけのものだから、そして、悲しみを通して自分の人生が見えてくるかもしれないから。
どうにもならない悲しみに出会ったあなたに深い慰めを与えてくれる希少な絵本としてお勧めの一冊。
死を通して学ぶ 文字通り悲しい本です。息子を失った父親の心情を描いています。
絵本に限った話ではありませんが、世に出回っている作品の多くはハッピーエンドですよね。しかし一度亡くなってしまった人が生き返る事のないように、この父親の悲しみもやはり尽きる事がありません。
子どもの教育をするのは、幼稚園や学校の仕事である以前に親の責任です。その中でも特に“命の尊さ”についてはかなり幼い時から真剣に教えなくてはならない事だと思います。
何度でも何度でも読んであげて下さい。
大人だって、命の尊さや子どもの大切さを忘れてしまう事があるかも知れませんね。
「そんな事はしばらく考えていなかったなぁ」と言う方にもおススメです。
念のために付け加えておきますが、決して“どん底に落ちてもう終わり”という意味の本ではありません。ですので凹んでいる人が読むのもいいと思います。
悲しい本 突きつけられた悲しみの深さに、背表紙を見るのも苦痛になって本棚の奥に隠してしまいました。
自分が今、生きているという真実は、どんなに深い絶望よりも先にあるもの。
愛する人の死。人はどうやってその絶望を乗り越え、癒されていくのか。
傑作中の傑作だと思います。
テーマが重い 扱ってるテーマが重いから、子供向けというより大人も考えさせられる本です。愛する人の大切さと失ったときの無念さが1ページごとに迫ってきます。子供に親の愛情たるものがどんなに深いか教えることもできます。翻訳が谷川俊太郎さんで、キャストとしては最高ではないでしょうか。初めて読んだとき、静かに涙が出てきてココロにしみました・・・
深く 静かな 悲しみ 愛する家族を失った男の独白で綴られる
文と絵の組み合わせが絶妙な 大人向けの絵本
何気なく立ち読みをしたところ
最後の2ページにやられ 衝動的に購入
この本は 無彩色を基調としているが
主人公が悲しみから逃れようと足掻く場面では
ページが鮮やかに彩られる
彼は冒頭部分で こう言っている
「悲しいのだが、幸せなふりをしているのだ。
悲しく見えると、ひとに好かれないのではないかと思って」
無理や偽りで 己の表面を彩ったところで
悲しみは彼の心を去りはしない
後半 なくした家族を回想する場面でも
ページは赤・青・緑と にぎわいを見せる
現在の彼との対比が切なく 胸を打つ
ラストシーンで 机に置かれた蝋燭と写真立て
そこには家族の笑顔が収まっているのだろう
彼は それを見つめ 独白を止めている
和訳をした谷川氏は この蝋燭の光を
「明日への道を照らす」と解説し
出版社も「悲しみからの解放・慰めである」と紹介しているが
ペシミストの私は 全く別の方向へ読み解いた
どうする事も出来ない深い悲しみとは
本来 とても静かなものであると私は思う
蝋燭の灯りは その暗喩である
そういうふうに読んだのは私だけだろうか
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[ 大型本 ]
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生命の樹 チャールズ・ダーウィンの生涯
・ピーター・シス
【徳間書店】
発売日: 2005-06-16
参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格: 1,785 円(税込)
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・ピーター・シス ・原田 勝
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カスタマー平均評価: 5
仮説。仮説。仮説。そして事実。 ダーウィンの生涯を、資料を緻密に読みこんだうえで、丁寧に掬いあげた力作だ。
ダーウィン自身の手になる記述を重んじたゆえに、読み応えのある血の通った
作品となっている。
19世紀。まだまだ人は家からも親の職業からも呪縛を受けていた。
学問は自由に選んでするものではなかった。
そういう時代を、好む学問に邁進したダーウィンの信念と孤独の思いが
伝わってくる。
英国軍艦ビーグル号の航海。ガラパゴス諸島での動植物の検分。
ずっとずっと自分の推論を、考え続けるその粘り強さ。
「種」が発生するとはどういうことかを、理論付けるに至るまでの、仮説と裏付けの徹底。
彼は、「神」に対立する「科学的思考」を、見事に生涯の仕事にした。
一人の科学者の足跡を雄雄しく描いたこの作品は、真実を知ろうとするダーウィンの姿勢
自体がひとの生き方や人生の価値といったものまで敷衍しているように思われるのだ。
圧巻! まるで、大作映画のような絵本 手紙や書籍、航海日誌等、豊富な資料をもとにダーウィンの生涯が みごとに絵本化されています。ダーウィンといえば、真っ先に進化論が思い浮かびますが、 彼がその斬新な考えに至る過程や、世の中に公表することへの葛藤、 学者たちとの友情や反対派との論争などが手に取るように伝わってきました。 奴隷制度をはじめとする古い価値観が支配する時代に、 科学的事実が示すこととはいえ、人間は猿だった≠ニ認めること がいかにたいへんなことだったか… 歴史や科学の入門書であるとともに、一人の生涯を通して 自らの生き方まで考えさせる作品です。
絵本を超えたダーウィンの伝記! シスのコロンブス、ガリレオの絵本に続くダーウィン伝。前2作もすばらしいが、本作が最高かもしれない。 ダーウィンの生まれ、幼少期、ビーグル号の詳細、ガラパゴスの新種の動植物、航路、家族、著書、論戦…。よくも「絵本」にまとめたというほどきちんと描かれている。 じっくり読むと一時間以上かかるほど。 小学校高学年くらいからのお子さんにオススメ。もちろん昔、珍しい動物にときめいた大人たちにも是非。
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